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現代日本人の心理の例(2009) : 精神病理学・精神疾患研究 : 岩崎純一のウェブサイト
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現代日本人の心理の例(2009):交流させていただいた方々の文章です。皆様のサイトにて公開されている場合、そのアドレスにリンクさせていただきました。

今までの交流の概要
当サイトにおける精神疾患者等の個人情報の扱い、およびDV・暴力・虐待等の加害者への対策について
現代日本人の心理の例(目次・凡例)
精神疾患関連リンク

個人交流会や訪問・見学先(精神病棟、心身障害者専用施設、DV・暴力被害者専用ハウス・シェルターなど)で交流してきた方々の言葉・文章を載せています。「同じような悩みを抱えている方々の力になりたい」という思いから公開を希望して下さいました。

◆交流者数はほぼ男女同数ですが、個人的に、ご自身の症状や苦悩を自ら言葉にしにくい発達障害・知的障害・言語障害やひきこもり・ニートの男性と、それらを自ら言葉にでき人に聞いてもらいたいという希望・欲求の強い不安障害・摂食障害・解離性障害・パーソナリティー障害の女性との交流が多いので、ここに掲載している言葉・文章も必然的に女性のものが多くなっています。

 男性の言葉・文章も掲載していければと思っています。

▼ 私がご相談を受けて交流してきた、精神・身体症状共感覚その他の特殊知覚・症状を持つ女性の皆様に、私のサイト内の女性専用スペースの管理・運営をしていただいております。また、これらの女性の皆様が入居者の多くを占める、シェアハウス型の女性寮に協力させていただいております。
 女性に特有の症状・知覚については、女性スタッフおよび寮生に解説をお願いしています。
 →→ ●精神・身体症状、共感覚、その他の特殊知覚・症状の解説の分担などについて

岩崎純一のウェブサイト 女性専用スペース



●23歳女性(2009)

(1)Obsessive-compulsive disorder ICD-10 F42 強迫性障害
  Social anxiety disorder (Social phobia) ICD-10 F40.1 F93.2 社会不安障害→2008年をもって「社交不安障害」に診断を変更
  Major depressive disorder ICD-10 F32 F33 うつ病
(2)強度の共感覚と鬱。医師が共感覚を知らず、特に強度の共感覚者を診断する場合に、強迫性障害と誤診される例が多数ある可能性がある。
(3)長年に渡るコミュニケーションへの苦手意識の蓄積。

 私は幼い頃から、文字や音に色が見えていて、それが岩崎様のご著書とサイトで「共感覚」と呼ばれるものだと知り、お邪魔しました。
 共感覚は私にとって自然なものでしたが、それが一部の人にだけあるものだと知りました。私は、人の言葉を理解するときに、風景や音楽に変えてから理解するので、コミュニケーションが苦手です。それから、それぞれの五感をバラバラに分けられないので、相手の目の見えない電話と相手の声の聞こえないメールができません。また、机に料理のお皿を並べるときに、私の中で「この料理はベージュ色や水色になる感じのする置き方が、一番おいしい」などと思って並べます。
 でも、電話やメールができないことは、今の時代は友達を失うことを意味するので、私はこれからどうしていこうか考え込んでいたら、もっと沈んでしまいました。
 また、私はこの共感覚を失わなければ、仕事もできず、社会のために働けないと思うので、あまり生きている意味がないのではないかと思っています。綺麗な共感覚の色に感動する自分は、これからもっと抑えていかないといけない気がします。共感覚そのものは楽しいのですが、共感覚を持っている自分が、周りの人たちの生き方に迷惑をかけるような気がして不安です。
 最近は、もっと重い感覚を持っている方もいると思うので、がんばりたいと思うようになれた気がしたのですが、すぐにまた、周りの人たちがテキパキと駅のホームを駆け上がったり笑顔で仕事の電話をしているのを見て、生まれる場所と時を間違えたと思い、死ぬことを考えました。



●28歳女性(2009)

(1)Body dysmorphic disorder ICD-10 F45.2 身体醜形障害
(2)共感覚、醜形恐怖
(3)恋人の暴言による自信喪失。反動で、不特定多数の男性と性的に奔放になった経験あり。

 私は自分の体について何も思ったことがなかったけれど、ある日、字と音と人に色があると恋人に言ったら、脳の配線が変だと言われて、そのときから私の顔や脳みそは失敗した福笑いみたいにぐじゃぐじゃで、人として欠陥品のできそこないと思うようになりました。見ることは見ることで、聴くことは聴くことで、正しい人が正しい人で、私の体はぐじゃぐじゃに組み立てられたポンコツだから、生きていると他の人の感覚や人生に迷惑だと思いました。

 でも、私は純一さんに共感覚のすばらしさを教えていただきましたので、生きていくことに決めました。



●22歳女性(2009)

(1)Dissociative identity disorder DSM-IV-TR 300.14 解離性同一性障害
  Multiple personality disorder ICD-10 F44.81 多重人格障害
  Major depressive disorder ICD-10 F32 F33 うつ病
(2)共感覚、解離性同一性障害、鬱
(3)性犯罪被害に対する防衛として自己が複数に分裂

 私は成人後の被害の数年後から、人格が分かれるようになり、傷付いていない女性は青や紺、傷付いている女性は赤、幼い女の子は黄色、と分かれて生活しています。なんとかして、みんなを一つにまとめて、まだ笑顔だったころの元の私に戻って生きてみたいのですが、私にはもう叶いませんので、とりあえず、「自己に色が付いていること」の意味を説いてらっしゃる岩崎様にお話を聞いていただくことにしました。