巫女神道吉備派に関するその他の事項

【特記】安倍・自公連立政権の一連の問題に関する我々の見解

 2020年3月30日~4月2日 岩崎純一所長、吉備支部、巫女神道吉備派 筆

 昨今、平成・令和時代を通じて、安倍・自公連立政権をめぐる様々な問題が起きています。それらには、森友学園問題(岡山県出身・近畿財務局管財部の赤木俊夫氏の自殺)、加計学園問題(岡山理科大学獣医学部新設計画)、桜を見る会問題(安倍首相・麻生副総理の岡山県の友人や自公政権の傀儡である岡山県の有力者を優遇)など、我々岡山県出身者・岡山県民にとって大変身近で、悔しく、悲しい問題が多くなっています。安倍・自公政権とその傀儡である関西や岡山県の有力者が、ノンキャリアの岡山県出身者に公文書改竄などの汚い役を負わせ(赤木氏がその一例)、県民を(もちろん、国民全体も)蔑視するという構図が見て取れます。

 一方、安倍首相の地盤である山口県西部・長門地方(旧長州藩・萩藩)や麻生副総理の地盤である九州北部・福岡県は、いわゆる無風区・無風地域(選挙前から当選者が決まっている選挙区・選挙地域)であり、そもそもこれらの地域の出身者に公文書改竄をさせること自体があり得ないため、モリカケ問題や桜を見る会問題に対するこれらの地域の住民の抵抗・追及意識も、極めて低くなっています。むしろ、これらの問題は岡山県出身者が勝手にやっている犯罪だと主張する山口県民や福岡県民が結構います。それは、同地域の知人と話してみても、すぐに分かることです。

 我々、岩崎純一学術研究所(特に吉備支部および巫女神道吉備派)は、所長の岩崎を筆頭に、多くの岡山県や広島県、山口県東部、兵庫県西部、香川県(要するに、吉備・山陽・瀬戸内地域、古代吉備国(非ヤマト王権系)の最大版図)の出身者で構成される学術結社です。それだけに、これらの案件を大局的・通史的に研究し理解した上で、一層ご遺族・被害者側の立場に立ち、その諸々の活動(再調査の要請など)に賛同し、東京と岡山・山陽の地で、個々人の氏名で署名を行っています。また、つかんでいる情報については、随時これらの方々に提供してまいります。

 なぜ安倍・自公政権が「山口(特に西部)」や「岡山」や「広島」といった土地に毎度大変こだわり、ターゲットの人物がどこの出身であるかによって行わせる犯罪や負わせる責任を変えるのか、その裏の仕組みを、我々吉備人の立場から純学術的に(特に歴史学的・郷土史学的に)考察し、指摘しておきたいと思います。

 ちょうど今、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で蔓延していますが、その陰にこれら日本の現政権の問題が隠れないよう、我々国民が、とりわけ岡山県出身者こそが注意しなければならないと思います。そればかりか、今回の感染症対策でさえ、日本においては安倍・自公連立政権が(今から我々が記すような)「歴史的利権」を固持する方向でしか行われ得ないであろうということを、ここに明確に指摘しておきたいと思います。

 我々は、昨今の(東大出身者が極端に少ない)安倍・自公政権の行動を、第一には(表向きは)「非東大卒の政治家・総理大臣・国務大臣」による「東大卒の官僚(事務次官以下)」に対するルサンチマン(羨望、反感)の有形力化だと分析しています。また、女性に対する性的暴行など他の案件についても、加害者が政権寄りかそうでないかによって、有ったことになったり無かったことになったりするのも(ジャーナリスト・山口敬之による暴行の有無の問題など)、出身地・土地柄とは無関係の事例でしょう。

 ところが、それと共に同政権には、とりわけ吉備・岡山県の不都合勢力を淘汰し、政権に服従の意志を示した県内勢力を厚遇する国策が見られます。モリカケ問題や桜を見る会問題というのは、その中で表に出たものの典型例だと言えます。

 最近は、非自民の山口県の出身者・政治家や、山口県出身ながら吉備・岡山県で活躍した政治家が、安倍・自公政権の肝煎りのイベント(「山口県の総理大臣展」など)の名簿・パネルや、山口県関連のウェブサイトなどから消され、あるいは出自を山口県以外に書き換えられるようになってきています。(菅直人元首相がその典型例。)

 安倍・自公政権は、現在の岡山県のみならず、両隣の広島県と兵庫県、山口県東部(古代吉備の版図)にも同じ仕打ちを仕掛け、長州藩・萩藩に近かった島根県・津和野藩地域の選挙民には仕掛けていないことからも、実は「安倍首相を藩主とする長州藩としての日本(ヤマト王権・大和朝廷)支配」や「古代吉備(や出雲)との決戦」を意識していることが明らかです。目指すところは、いわば「山口県中心の日本の国体」です。それは、「天皇中心の国体」という保守思想でさえありません。

 河井克行(元法務大臣、衆院議員、元広島県議会議員)・案里(参院議員、元広島県議会議員)夫妻の汚職問題(広島県の各自治体や市議会議員への現金配布)も、安倍政権の傀儡である(自分たちも安倍政権との一体的行動を積極的に自認している)広島県の有力者が広島県の自治体とその首長や議員を入れ子状に支配下に置き、最終的には非自民党支持層の広島県民(選挙民)を駆逐しようとする動き(広島県の山口県化)に他なりません。原爆の被爆地としての広島など、安倍政権の眼中にはありません。

 岡山県はかつて、全ての小選挙区で自民党が必ず勝つ保守王国でしたが(現在は違いますが)、それは県出身の自民・保守勢力(元首相・橋本龍太郎をはじめ、平沼騏一郎、加藤六月、片山虎之助など)が日本全国と岡山県の双方のために働き、かつ、それを同県出身の社会民主連合(社民連)勢力(江田三郎、江田五月、菅直人(本籍が岡山))などが適切に監視していた時代の話であり、当時の自民党は現在の自民党の姿ともまた違います。

 また当時は、自民党と共産党が平気で手を組んだ面白い時代で(京都市長選における岡山市出身の舩橋求己への支援が典型)、最終的には社民連だけが反自民・反共を徹底しました。その時期は、自民党が左派自由主義、社民連が中道右派社会主義に見えるという、面白い構図になりました。

 我々IJAI吉備支部のスタッフ(特に吉備の巫女)の大勢を占めるのは、反自民・反共の旧社民連派で、岩崎も反自民・反共の中道愛国・愛郷の立場であり、全体として、「細川連立政権時代に象徴される、戦後自民党国体に対する監視者としての吉備・岡山県の立場の復権」を理想としています。ただし、旧社民連の社公民路線とは異なり、反公明路線をも取っています。

 野党ばかりか、公明党とその支持母体の(というより党の本体と言うべきである)創価学会も、自民党監視の機能をもはや果たしていません。為政者側の論理に安泰を見出し、そこに甘んじるようになっています。法華経・国立戒壇思想を今も根底に持ちながらも自民党に楯突かなくなった公明党員・創価学会員ばかりを、自民党が国土交通大臣に集中的に連続で任命していることは、偶然ではありません。戦後の日本列島の国土計画や公共交通機関の整備には、公明党・創価学会の思想が多分に反映されてきましたが、もはや安倍自民党の影響力に勝るものではありません。

(我々IJAI自身は、人文学・哲学・宗教学中心の学舎ですから、その自公政権の体制側の思想と、元の創価教育学会の反体制の理念・反骨精神と、日蓮・法華経の教えも、全てが互いに異なるものと観察し、前方から順に歪んだ思想と考えています。)

 欧米各国が、新型コロナ対策で疲弊する国民に対し給与補償まで打ち出す中、日本政府は一世帯あたり布製マスク二枚の配布を行うと決めました。これがケチな政策だとネット上を中心に話題になっていますが、確かにそうですし、国際社会における日本に対する信用性への影響という点を考えていくと、このような政策は日本国の存亡にさえ関わると言えると思います。安倍首相・麻生副総理を筆頭とする現日本政府は、国民のことを全く考えていません。

 法華経に基づく地上の仏国土を建設するという壮大な夢を描いているはずの赤羽一嘉国土交通大臣以下の公明党・創価学会幹部は、今こそ初志貫徹して安倍自民党に反旗を翻してよいはずですが、それも全く期待できない状況です。むしろ、宗教政党としての矜恃を明確にしてほしいものです。日蓮の思想とマスク二枚とでは、格が違いすぎます。かつて治安維持法という体制側の論理で制圧された創価学会なのですから、その格の違いが分かるはずです。

 我々が安倍・自公政権の一連の問題を、吉備史・吉備神道史という非常にラディカルな観点からも興味深く観察している直接的な意味は、次の通りです。すなわち、一見大げさながら、実は根底にある、「ヤマト王権(大和朝廷)・『記紀』神話勢力の後継を自称してきた長州閥」「吉備王権・吉備神道(と出雲神道)」の壮大な闘争物語としても分析しているわけです。

 詳しく言えば、「ヤマト(明治政府・薩長土肥藩閥と、その藩閥政府が孝明・明治天皇の本心を無視して創り上げた天皇像、ひいては、山口県がヤマト・日本だと考える安倍首相の日本史観)」「吉備(本心では吉備の歴史と神道を頼りながら政府に制圧・支配され、吉備との離別を悲しんだ孝明・明治天皇の姿と、両天皇を支えた吉備神道、特に吉備伯家神道・高浜清七郎一派と吉備の自然信仰・シャーマニズム神道)」の関係の問題だということになります。

 安倍首相の祖父で元首相の岸信介どころか、それ以前の明治・近世から続く安倍政権の地盤である山口県西部(長門)・長州閥の官僚や島根・津和野藩の国学者陣営をトップとして、神社局、国家神道、宮内庁、文科省、文化庁、神社本庁、伊勢神宮、大規模単立宗教法人(靖国神社など)、神道政治連盟、日本会議などの公私勢力が、近現代ヤマト政府の中心勢力を成してきました。

 これらの勢力が、(古代吉備王国との最終決戦を念頭に、)吉備神道と協力しようとした孝明・明治天皇の発言権を奪い、吉備伯家神道・高浜清七郎一派と吉備の巫女祭祀、出雲神道を排撃してきたところに、現代日本国の一つの綻びがあるような気がしています。

 そして、とどめとして、安倍首相は実は山口県出身者でもなければ山口県で育ってもいないという事実、自身の出身地を東京都から山口県へと書き換えている事実、つまりは、長州・山口県民でさえ安倍・自公政権に利用されているというところに、最大の恐ろしさがありそうです。しかしそれでも、そのような人物を国会議員に選んだのが、山口県民、そして我々国民自身であるということを、肝に銘じなければなりません。

 さらに、もう一つの最大の恐ろしさは、安倍昭恵夫人の数々の問題行動と、それを擁護する安倍首相の態度でしょう。

 今、安倍政権への「忖度」ということが言われていますが、それは一言で言えば、「大和朝廷の正統・後継藩閥としての(それを自称する)安倍長州閥・長門閥」、「伊藤博文、山県有朋、桂太郎など長州の偉人の生まれ変わり、または、彼らや天皇をも超越した絶対神としての安倍晋三像」を傷つけないように、日本国が動いているということではないでしょうか。

 これらヤマト・薩長土肥藩閥による吉備・岡山に対する制圧の歴史、そして、孝明・明治天皇と吉備神道の信頼関係と、長州閥による離別の悲運は、以下の各資料で詳説しています。

 なお、我々の立場は、私設学術結社・岩崎純一学術研究所としての(純学術的な)立場であり、岩崎が勤務する大学などの(政治的な)立場とは一切関係ありません。


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