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第五期岩崎式日本語 : 岩崎式日本語 : 岩崎純一のウェブサイト
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第四期までの学習者・使用者の現状とご要望

女性専用施設(DVシェルター、精神障害・言語障害女性施設、性被害女性専用施設)

【現状】

 岩崎式日本語の開発以前の2004年頃からあった、これらの女性・施設と岩崎との関わりが土台となり、岩崎式日本語の最初の学習者も、これらの女性たちとなった。これらの女性たちのほとんどは、ICDやDSMなどの精神障害分類が定める統合失調症、気分障害、不安障害、恐怖症、強迫性障害、PTSD、身体表現性障害、解離性障害、適応障害、性関連障害、発達障害などに該当している。共感覚や不思議のアリス症候群などの特殊感覚を持っている場合もある。

 よくあるケースとしては、施設の女性の一人が、日記や被害記録、冷蔵庫に貼る買い物のメモ(備忘録)などを岩崎式日本語で書き始め、周囲の友人たちや寮母さんが「それ、何?」と興味を持ち、施設内の一部または全部に広がるというケースである。このような施設では、異性愛者だった女性が被害後に同性愛に転化するケースもあり、一部では同性愛女性間の日記に岩崎式日本語が使われたことがある。

 ただし、プライバシーの保護の観点や、内容を秘密にしたいという気持ちから、岩崎式日本語で書いた日記を持ち歩くこともほとんどなく、施設の敷地から言語が外に物理的に漏れることがないほか、自分たちのブログやSNSでも公開していない。こうして、一旦はかなり秘密主義的な小規模コミュニティが作られるものの、一時的な興味に終わった多くの使用女性が退所、社会復帰すると、元の学習者のみが残って孤立するケースが出てきた。その場合は、岩崎が個別に教授する形を取ってきた。

 この傾向は、本来は岩崎式日本語と言語学上の関係があまりない人工言語アルカの制作者による伊勢原女性切りつけ事件(2013)が起きて以降、顕著となった。
(ただし、岩崎と犯人とは交流があったため、被害女性たちの不安には理がある。)

 被害女性たちの過剰反応も見られ、コタール症候群 (Cotard delusion)、カプグラ症候群 (Capgras delusion)、フレゴリ妄想 (フレゴリの錯覚・Fregoli delusion)、相互変身症候群 (Intermetamorphosis)、自己分身症候群 (Syndrome of subjective doubles) といった気分障害圏の重い症状の女性にも影響を与えた。

 合わせて、被害女性たちに人工言語を供給している岩崎がそれぞれの加害者(元夫、元恋人など)から何らかの報復感情を抱かれる可能性が、被害女性たちによって心配されたため、このことが岩崎の心境にも変化を与えた。岩崎式日本語の理論の難解さ、哲学的な深遠さの主張などのやや挑戦的な理詰めの傾向(岩崎が中心の管理部門)と、実用女性たちの不安の溜め込み、秘密傾向(使用部門)とが、明確に分かれるようになった。

 岩崎式日本語で書かれた女性たちの日記や被害記録は、文法部分については加害者らが読んでも解読は難しいと思われるが、固有名詞が使われているほか、手書きのものは筆跡によって個人を特定されるおそれがあり、そこからシェルターや施設の所在地が割り出される可能性があるため、公開されていない。一部のものは岩崎が預かっている。


伊勢原女性切りつけ事件について

 以下は、この事件の発生にあたって行われた議論である。

伊勢原女性切りつけ事件についての岩崎式日本語(岩崎式言語体系)関係者の議論(PDF)


【ご要望と対応】

「人工言語研究会を退会してほしい。」
→→ 事件直後の要望のため、退会したが、すぐに管理者が交代しており、再登録済み。

「岩崎式日本語の制作・存在の事実は岩崎さんのサイトで公開して大丈夫だが、私たちの使用実例は秘密にしてほしい。」
→→ ご要望通りの現状。ただし、個人の特定が不可能になるような極めて厳しい条件を付けて一部を公開することを、岩崎より要請中。

「数理論理学上の説明や記号表現が私たちには理解が難しく、ついていけないので、日記や被害記録に使える易しい仕様にしてほしい。」
→→ 検討中。

「最初のうちは共感覚や五感的なふんわりしたイメージの言語で親しみがあったけど、理論的な記述が増えてから、けっこう苦しくなった。前みたいな温かい感じを戻してもらえるとうれしい。」
→→ 検討中。

「日記や被害記録、メモ帳の筆記に使っているけれど、発音したときの、普通の日本語と比べた違和感が、女性どうしで恥ずかしく、人形ごっこみたいな雰囲気のときがあるので、次の改訂で検討してほしい。」
→→ 検討中。

「伊勢原の例の事件で、探偵や母親が共謀していたのを知って怖くなり、メールや郵便物が加害者に知られないようにしたい。岩崎さんとの岩崎式日本語メールや交換日記の管理を厳重にしてほしい。」
→→ ご要望通りの現状。通信に関しても、SSLの使用などによって最大限の注意を払っている。

「岩崎式日本語のかな表記、岩崎仮名とか女手(おんなで)文字と名付けたものを作っています。次のときに採用を検討していただけますか?」
→→ 検討中。

「言語の考案自体をサイトに載せず、本当の秘密の人工言語として、やっていくことはできないでしょうか?」
→→ 岩崎にも、多くの創作家や発明家の心境と同様、自分自身の人工言語を公表したいという知的欲求や共有願望はある上、学習者の皆様にも多かれ少なかれそれらが見受けられるため、完全な閉鎖的コミュニティの言語として運用することは心境的に耐えられなくなるものと岩崎は予想している。このような心境の変遷の探究それ自体を、この言語の本質および文法体系としてみたい。


【希望条件の例】

使用者 記録内容 公開の有無と希望条件
男性A(無職) 鬱、不安障害の克服 非公開希望。
女性A(神宮巫女) 考案者との和歌のやり取り以外の哲学的交流(生まれた家柄・境遇、動かせない運命・宿命との葛藤自由意志の我慢、旧暦や古語での生活による文明生活とのずれ) 非公開希望。
女性B(無職) DV 自分の死後に公開希望。
女性C(アルバイト) 性被害体験、トラウマ、PTSD、強迫性障害 両親の死後に公開希望。
女性D(アルバイト) 暴行被害体験、トラウマ、解離性同一性障害、PTSD、強迫性障害 加害者の死後に公開希望。
女性E(OL) 学歴主義の両親への反抗 考案者と友人にのみ回覧希望。
女性F(主婦) 性被害体験 加害者と夫の死後に、一部を公開希望。
女性G(学生) 幼少期のトラウマ、性的倒錯、PTSD 考案者、主治医、友人に提供。

発達障害・言語障害者

【現状】

 岩崎式日本語を学習してきた発達障害・言語障害者には男性が多いが、そもそも人工言語作者にはこれらを抱える男性が少なくないと考えられ、世界的に見てもそうである。こういった人々は、現代社会・現代日本社会に適応することが難しい一方で、傑出した言語学的・芸術的・数学的・工学的な才能を持つことが多く、人工言語や人工世界の創造は、このような人々の十八番(おはこ)であると岩崎は考える。

 一方、前述の伊勢原女性切りつけ事件を起こした人工言語アルカの作者は、他の人工言語作者らによって自己愛性または反社会性のパーソナリティー障害(パーソナリティー障害のB群とされる)の可能性が指摘されてきた。これらB群のパーソナリティー障害は、精神障害ともサイコパス(精神病質)とも発達・学習・言語障害とも区別される。岩崎式日本語は、むしろこのような殺人・殺人未遂・DV・いじめなどの加害者から被害者を守ることを目的としているため、必然的にパーソナリティー障害の学習者が少なくなっている。


東京藝術大学・大学院生

【現状】

 2012年の「岩崎純一さんに会いたい会」で岩崎が岩崎式日本語に言及して以降、この言語が芸術作品であるとの観点から、学生が興味を持って下さるようになり、岩崎と共同で別サイトを立ち上げた。
 形態論、統語論、語用論、比較言語学などの言語学的、文化人類学的、数理論理学的観点からの議論はそれほどないが、「美術と言葉」の関係を重視した研究である。
 旧学習者への面会の要望が出ているが、DVシェルターや性被害女性専用施設の規定や入居女性たちの要望によって困難な状況にある。


【ご要望と対応】

「岩崎純一のウェブサイトから独立した岩崎式日本語のサイトを設けてほしい。」
→→ ご要望通りの現状。(別サイト) ただし、この言語体系は、哲学、精神病理学、文化人類学などを含む学術体系であり、岩崎の他の活動と切り離すことができないため、あくまでも岩崎式日本語の本体サイトは旧来のサイトである。

「旧学習者たちと交流したい。」
→→ 該当者の皆様のご意向、ご気分によって検討。

「分かりやすい形で岩崎式日本語の広報をもっとしてほしい。」
→→ 検討中。


他の人工言語への影響

【現状】

 学習者・使用者の施設内では、それぞれ個人や友人どうしで、岩崎式日本語を元にした独自の派生方言や表記法を作っているが、独立した人工言語の中で、岩崎式日本語を参照して作ったことを作者が公表しているものとしては、志村游氏クレリカが特筆すべき言語と思われる。

 作者自身が同言語を「複雑化した社会に対するアンチテーゼ的な側面もある」と述べているように、同言語は「言語」であると同時に、複雑な文法を廃し、「あどけなさ」、「童心」、「共感覚」などを感じさせてくれる美しい「歌」でもある。岩崎式日本語の空格や識格の概念が提示しながらもやや不徹底だった「言語の始原」や「鳴き声」の探究を、より深めたものと考えられ、この点に関しては、岩崎式日本語よりも「歌」言語としての完成度が高い。


第五期岩崎式日本語で計画・予定していること

◆第五期岩崎式日本語の文法、音素の改訂・整備(我燈、言、格詞などの再考)

◆哲学、精神病理学、文化人類学、生態学、生物学などの知見のさらなる取り入れ

◆ロゴマーク「唯識ピラミッド」のきちんとした解説の設置。

◆「秘密教本」(※)の公開。
※・・・サイトに掲載している「岩崎式日本語大全」シリーズのほかに、前述の女性施設で個別に岩崎式日本語を教授した際に、当該女性たちとの間でのみ作られた教本。これを使用すると、極端に岩崎式日本語が解読しやすくなるため、加害者対策として基本的には非公開であった。)

◆学習者・使用者の実例の一部公開。

◆前述の岩崎仮名(女手)の公開。

◆これらに基づく、新たな使用者の募集。

◆日本の他の人工言語関係者(人工言語研究会、人工言語友の会、人工言語学会などの有志の皆様によるサークル)や、人工世界、創造地図、ファンタジー創作者の皆様との関係の再考、深化。

◆「寿羅穂里阿文明」の再考、深化。