岩崎純一のウェブサイト > 知覚・共感覚 > 交響組曲 『月ノ巡リ』 (Symphonic Suite “Female Menstrual Cycle”)
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交響組曲 『月ノ巡リ』 (Symphonic Suite “Female Menstrual Cycle”)

 ●作曲:岩崎純一
 ●ご協力モデル様(2010年現在):サイトをご訪問下さった18~31歳女性4人(綾乃様、Yuka様、吉川りせ様、ポチ子様。増加予定)

この交響組曲の概要
対象とする女性、及びご協力のお礼について
作曲方法
試聴

■この交響組曲の概要

 この作曲の試みは、衣服を着た女性を目視するとその女性が性周期のどこに位置するか(排卵期・月経期など)が分かる感覚を持つ私が、サイトをご訪問下さったことがきっかけで面識を持った知人女性の皆様の性周期を実際に感知し、作曲スケッチをする試みである。感知可能な女性は、成人女性のおよそ30~50%に当たる。

 この感覚は、女性を「見た」際に性周期が色彩(視覚)や音声(聴覚)や触感(体性感覚)などの混ざり合いとして感知できるものであるため、生理学上で脳計測などにより実在が証明されている「共感覚」の一種と見ることができ、その観点から、自ら暫定的に「対女性共感覚」と名付けている。

 この感覚について、著書の中で告白しているほか、大学の共感覚研究者・疫学者・看護師・昔の男性の実状を知る女性(巫女・年配女性など)にも報告。男児を育てる母親からもご連絡を頂き、男児においてはこの感覚がごくありふれたものである可能性を確認しており、古代男性・霊長類のオスにもこの感覚がかなり普遍的に共有されていた(いる)可能性があると思う。

 現代日本では、この感覚を持っていながら私のように比較的一般的な社会生活を送っているいわゆる定型発達の成人男性は、ほとんどいないか、社会から淘汰された可能性もあると思う。反対に、体温計などの高度技術なき太古社会においては、むしろ成人男性はこのような性的能力を自然に持っていなければ他の動物のオスに太刀打ちならなかった可能性もあると思う。

 この「交響組曲」は、私のこの感覚を芸術に昇華する試みであるほか、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌の仕方と私が女性に対して覚える共感覚とがいかなる関係にあるかを被験者の女性と閲覧者の女性の皆様に、(音楽作品として鑑賞を楽しみながら)実際の体感と比較し、分析していただく試みも兼ねている。性質上、学術性と芸術性とを分かちがたく、公開方法はまだ暫定的である。

 むろん、ここに載せているのは、載せる許可を下さった女性についての音源であるため、かなり偏りがあることは承知している。しかし、他の閲覧者の女性の皆様が同性として「このように聞こえているのか」と予想を付けて下さる指標くらいにはなると思う。

■対象とする女性、及びご協力のお礼について

●日本人女性のみを対象とする。ここでの日本人女性とは、「日本語が母語(日本列島が故郷)であるとのアイデンティティーを有する身体の女性であること」であって、「日本国籍を有すること」や「日本に居住すること」ではないが、現在の協力者は皆、日本国籍で日本に居住する日本人女性である。
●当日の内容は、被写体女性の時間的・身体的・精神的なご都合に沿って決めているため、あらかじめ謝礼などは決めておりませんが、場合に応じてお車代・謝礼などをお出し致します。

■作曲方法

(1)自分の共感覚で見えている女性の月経・排卵の色の様子をおおまかにスケッチする。(女性を衣服の上から共感覚で目視するものの、なるべく忠実に裸体の状態を描く。)
交響組曲 『月ノ巡リ』

交響組曲 『月ノ巡リ』

(2)楽曲編成・楽器編成を考えながら、細部を忠実に絵や言葉で描く。

(3)スケッチしたものを音に写し取る。和声法・対位法・管弦楽法など正規クラシック音楽の作曲理論と管弦鍵打楽器で表現しうる月経・排卵については、これに従う。ただし、クラシック楽器の音で忠実に再現できない月経・排卵の様子は、シンセサイザーを用いて再現する。これは、「女性の身体がデジタル音・電子音を発している」という意味ではなく、「究極のアナログ世界である女性の身体をそのまま再現することに用いるには、西洋クラシック音楽の理論と楽器はあまりにも西洋白人本位のデジタル的な構造をしており、とりわけ日本人女性の性周期をありのままに、アナログのままに再現するためには、どんな音でも生成できるシンセサイザー・電子音楽技術を使うしかない」との姿勢からである。

midiシンセデータ
交響組曲 『月ノ巡リ』
waveデータ
交響組曲 『月ノ巡リ』

(4)完成した音楽の波形編集・分析をおこなって、最終確認をする。(稀に、自分の作曲した音楽から、それまでに気付かなかった排卵を発見することがある。他の動物のオスは、このような方法によらずとも、本能的に感覚能力だけでそれを発見しているのだと思われる。)


■試聴

性周期の図(クリック拡大)。各曲の数字は下図の日に一致。
MenstrualCycle
【画像出典】 http://fr.wikipedia.org/wiki/Fichier:MenstrualCycle.png

序曲(Overture)

録音中

第一組曲(Suite 1)
月経の様子 2-4  交響組曲 『月ノ巡リ』
月経の様子 3-5  交響組曲 『月ノ巡リ』
排卵の様子 14  交響組曲 『月ノ巡リ』
排卵の様子 14  交響組曲 『月ノ巡リ』
排卵直前の様子 12  交響組曲 『月ノ巡リ』

第二組曲(Suite 2)
卵胞期半ば 6-9  交響組曲 『月ノ巡リ』
黄体期半ば 21-24  交響組曲 『月ノ巡リ』

第三組曲(Suite 3)
LHサージ前夜 12  交響組曲 『月ノ巡リ』
LHサージ 13  交響組曲 『月ノ巡リ』

引き続き制作中