サイトレイアウト切り替え
  • 主にデスクトップ向けのレイアウトに切り替える
  • 主にラップトップ向けのレイアウトに切り替える
  • 主にタブレット向けのレイアウトに切り替える
  • 主にスマートフォン向けのレイアウトに切り替える
  • 主に旧型モバイル向けのレイアウトに切り替える
ページ内移動

適応障害

精神医学的定義
精神医学的定義の概要
罹患者との個人的交流
「岩崎式日本語」にまつわる個人的交流
参考文献

精神医学的定義

 ICD-10 : F43 重度ストレスへの反応及び適応障害 (Reaction to severe stress, and adjustment disorders)
  ただし、とくに F43.2 適応障害 (Adjustment disorders)が該当。
 DSM-IV-TR : 15 適応障害 (Adjustment Disorders)
 DiseasesDB 33765, MedlinePlus 000932, eMedicine med/3348, MeSH D000275 : 適応障害 (Adjustment Disorders)

精神医学的定義の概要

 適応障害は、DSM-IV-TRでは独立した分類を立てられているが、ICD-10では不安障害、解離性障害、身体表現性障害などと共に「F40-F48 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」を構成しており、さらに急性ストレス反応や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などと共に「F43 重度ストレスへの反応及び適応障害」の下位分類に位置付けられている。これは、重視の度合いの差によるものではなく、適応障害の定義の違いによるものである。

 現在の適応障害の実際の診断では、「日常生活・社会生活に支障が出ていること」が重視される。そのため、うつ病による適応障害、不安障害による適応障害、それらの混合性の適応障害などが生じうることになり、適応障害を広義にとる必要が生じるため、この点では、適応障害を不安障害などと並列させたICDよりは、DSMのほうが実用的になっている。

 適応障害は一般に、幼少期・児童期の虐待、性的暴行、戦争・戦闘、家族の死のような(うつ病や解離性障害の要因として多い)重大な要因ではなく、家族内のいざこざや職場でのストレスなどを要因として発症するため、単なる疲労や軽度のうつ病・気分障害と区別が難しい。ただし、放置しておくと、うつ病や解離性障害に移行する場合もあるため、注意が必要である。

罹患者との個人的交流

 数名の適応障害の方々と交流してきたが、適応障害者には、実際には上記のように、うつ病をベースに発症する人や不安障害をベースに発症する人が多いため、(私を含めた)精神医学の素人が交流する際には、うつ病や不安障害とどう異なるのかが不明であるし、私が交流してきた方々を拝見してもそうであった。

 しかし、適応障害とうつ病や不安障害とを医師やカウンセラーがいつでも峻別できるかと言えば、これも実際には同様に不可能であると言って差し支えないようで、しばしば多軸診断の第1軸において併記が行われているケースがあった。

 さらに、心気症、心身症(身体表現性障害)、自律神経失調症の三症状のいずれかの症状を呈していながら、適応障害ただ一つの診断を受けた方々もいらっしゃったが、日本の精神科・心療内科にかかるとこれら三者がしばしば適応障害の診断を受けることがあるのは、日常的である。

▼ 私がご相談を受けて交流してきた、精神・身体症状共感覚その他の特殊知覚・症状を持つ女性が入居者の多くを占める、シェアハウス型の女性寮のサイトです。
 女性に特有の症状・知覚については、寮生に解説をお願いしています。
 →→ ●精神・身体症状、共感覚、その他の特殊知覚・症状の解説の分担などについて

シェアハウス型特殊女性寮 コンフィデンシャル・レディース東京(Confidential Ladies Tokyo)

「岩崎式日本語」にまつわる個人的交流

 適応障害で岩崎式日本語を積極的に使用していらっしゃる方は、いないと言える。

参考文献(精神疾患研究のトップページに挙げた文献以外)

Patricia, C.(2009).Adjustment Disorder: Epidemiology, Diagnosis and Treatment
Casey,Patricia, and Anne Doherty." Adjustment disorder: diagnostic and treatment issues." Psychiatric TimesJan. 2012:p43. Academic OneFile.Web. 19 Feb. 2012.
Bolu, A., Doruk, A., Ak, M., Ozdemir, B., & Ozgen, F. (2012). Suicidal behavior in adjustment disorder patients. Dusunen Adam, 25(1), 58-62.