岩崎純一のウェブサイト > 精神病理学・精神疾患研究 > 現代日本人の心理の例(2003)
サイトレイアウト切り替え
  • 主にデスクトップ向けのレイアウトに切り替える
  • 主にラップトップ向けのレイアウトに切り替える
  • 主にタブレット向けのレイアウトに切り替える
  • 主にスマートフォン向けのレイアウトに切り替える
  • 主に旧型モバイル向けのレイアウトに切り替える
ページ内移動

現代日本人の心理の例(2003):交流させていただいた方々の文章です。皆様のサイトにて公開されている場合、そのアドレスにリンクさせていただきました。

今までの交流の概要
当サイトにおける精神疾患者等の個人情報の扱い、およびDV・暴力・虐待等の加害者への対策について
現代日本人の心理の例(目次・凡例)
精神疾患関連リンク

個人交流会や訪問・見学先(精神病棟、心身障害者専用施設、DV・暴力被害者専用ハウス・シェルターなど)で交流してきた方々の言葉・文章を載せています。「同じような悩みを抱えている方々の力になりたい」という思いから公開を希望して下さいました。

◆交流者数はほぼ男女同数ですが、個人的に、ご自身の症状や苦悩を自ら言葉にしにくい発達障害・知的障害・言語障害やひきこもり・ニートの男性と、それらを自ら言葉にでき人に聞いてもらいたいという希望・欲求の強い不安障害・摂食障害・解離性障害・パーソナリティー障害の女性との交流が多いので、ここに掲載している言葉・文章も必然的に女性のものが多くなっています。

 男性の言葉・文章も掲載していければと思っています。

▼ 私がご相談を受けて交流してきた、精神・身体症状共感覚その他の特殊知覚・症状を持つ女性が入居者の多くを占める、シェアハウス型の女性寮のサイトです。
 女性に特有の症状・知覚については、寮生に解説をお願いしています。
 →→ ●精神・身体症状、共感覚、その他の特殊知覚・症状の解説の分担などについて

シェアハウス型特殊女性寮 コンフィデンシャル・レディース東京(Confidential Ladies Tokyo)



●19歳女性(2003)

(1)―――
(2)鬱。
(3)レジ打ちをしていて、客に恐怖・不安を抱くようになり、最終的に子どもに向かった。身近な友人・異性との会話や恋人関係などは、特に問題ないそうである。

 私は、東京に出てきて半年間、下宿から大学に通っていたのですが、途中でやめてしまいました。小学校も中学校も高校も、学校という空間になじめなくて、隅っこで泣きながら過ごしている子でした。その性格が大学まで続くとは思っていませんでした。今は、パン屋(ガヤガヤしたところでなくて、個人経営)でアルバイトをしながら、なんとか頑張っているところです。
 夏休みに入ってから、小さな子たちもパン屋にたくさん来てくれます。今日もそうでした。でも、最近の子は、小さいときからお金勘定のことは教えられるけれど人として持っているべき性質は躾けられないのか、レジの定員と対等に張り合おうとする子が増えたなと感じるのです。お札と硬貨を出すときも投げやりだし、レシートを渡したら投げ返す子までいます。硬貨やレシートの意味がわかってそれをやっていると思うのです。
 どれが大人の社会生活に必要で、どれが捨てても困らないものか、頭で計算し、駆け引きをして他人に応対している感じがします。こういう子たちは、心は身に付かないけれど、お金の儲け方にかけては人に勝つんだろうなと思うのですが、私のこの恐怖感みたいなもの、自分が知恵遅れの女の子で、もはや最近の小さな子どもたちよりも幼稚だという悩みのようなものは、とても苦しいのです。
 私は最近は、それよりももっと小さい子、赤ちゃんやよちよち歩きの子や幼稚園児、そのあたりまでの子にしか興味がなくなってしまっています。中学生を見ても、背が小さい人間がたくさん歩いているだけで、子どもらしい子どもがいなくなったなと寂しい思いがしています。そんなことばかり考えていたら、頭がおかしくなりそうになって、自分の指か腕か腰の骨でも折ってやろうか、もう私なんて、などと、むちゃくちゃな思いが頭を駆け巡って、寝るときにも布団をバンバン叩いてしまいます。
 つまり、私は、そういうお金勘定にまつわる仕事(回転の速い接客バイトやコンビニのバイト)はできないので、静かなパン屋のレジか、裏方(陳列作業)でやっていくしかないです。
 私の心はとてもひどい病気なんだと思います。