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岩崎純一のウェブサイト > 精神病理学・精神疾患研究 > 小児期・青年期の行動・情緒障害
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小児期・青年期の行動・情緒障害

精神医学的定義
精神医学的定義の概要
罹患者との個人的交流
「岩崎式日本語」にまつわる個人的交流
参考文献

精神医学的定義

 ICD-10 : F90-F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 (Behavioural and emotional disorders with onset usually occurring in childhood and adolescence)
 DSM-IV-TR : 1.6 注意欠陥及び破壊的行動障害 (Attention-Deficit And Disruptive Behavior Disorders)
 DSM-IV-TR : 1.7 幼児期または小児期早期の哺育、摂食障害 (Feeding and Eating Disorders if Infancy or Early Childhood)
 DSM-IV-TR : 1.8 チック障害 (Tic Disorders)
 DSM-IV-TR : 1.9 排泄障害 (Elimination Disorders Encopresis)
 DSM-IV-TR : 1.10 幼児期・小児期または青年期の他の障害 (Other Disorders of Infancy, Childhood, or Adolescenece)
 OMIM 143465, DiseasesDB 6158, MedlinePlus 001551, eMedicine med/3103 ped/177, MeSH D001289 : 注意欠陥・多動性障害 (Attention Deficit Hyperactivity Disorder / Attention Deficit Disorder with Hyperactivity)
 DiseasesDB 29465, eMedicine neuro/664, MeSH D013981 : チック障害 (Tic Disorders)
 eMedicine med/3107 neuro/664 : トゥレット症候群 (Tourette Syndrome / Tourette's Disorder)

精神医学的定義の概要

 多動性障害、行為障害、選択(性)かん<縅>黙、チック障害などを含む若年期の行動と情緒の障害の一群である。

「知的障害」、「発達障害」、「行動・情緒障害」の三つのカテゴリについて、ICD-10が別個に扱っているのに対して、DSM-IV-TRでいずれも「1 通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害」として扱っているのは、ICDのほうが統計上の理想的な分類を意図しているのに対して、DSMのほうは臨床上の合理的な診断に重きを置いているためである。

 現在は、アスペルガー症候群や学習障害や運動能力障害であっても、すでに成人したり高齢に達しており、社会生活に大きな支障がない場合や就業している場合には、診断が付けられないケースが増えている。従って、主に小児期や青年期に診断が付けられるのは、この項の多動性障害や行為障害であることになる。

罹患者との個人的交流

 私自身が、発達障害の項に書いたように、大いにアスペルガー症候群に近い性質を持っていることを長年に渡って指摘されており、それに付随してこのICD-10のF9群の行動・情緒の障害が同時に確認されてもおかしくなかったはずである。しかし、私は静かに勉強や遊びに熱中するタイプであり、行動・情緒障害の性質は全くなかったようである。

 ただし、私が交流している注意欠陥・多動性障害の子供たちを見ていても、それが本人たちだけの問題であると感じたことは一度もない。例えば、お絵かきや砂場遊びをしているときに、無理矢理に中止させようとすると、多動性やいらつきが増すようなことは、母親なら皆経験しているはずなのである。子供の遊びが、将来的に社会通念上困ること(いつまで経っても遊びをやめないなど)でない限り、やはり子供の趣味を邪魔するべきではないだろう。

 ICD-10の「F93 小児<児童>期に特異的に発症する情緒障害」では、小児期の各種不安障害や同胞抗争障害などが定義されている。受験競争の激化や英語教育の強制的な導入など、競争原理が児童社会に持ち込まれ、またその成績結果や学歴によって報酬や就業形態の格差が拡大するようなことがあると、発達障害児や多動性障害児などはますます落ちこぼれるだろう。

 そして、国も自治体も学校も親もそのような学校現場に対してほとんど何も手を打てなくなるときが来るであろう。

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「岩崎式日本語」にまつわる個人的交流

 小児には岩崎式日本語の使用者はいない。ただし、成年女性の使用者の中に、小児期以来チック障害や排泄障害などを抱えている女性はいらっしゃる。

参考文献(精神疾患研究のトップページに挙げた文献以外)

Kooij, SJ.; Bejerot, S.; Blackwell, A.; Caci, H.; Casas-Brugue, M.; Carpentier, PJ.; Edvinsson, D.; Fayyad, J.; Foeken, K. (2010). "European consensus statement on diagnosis and treatment of adult ADHD: The European Network Adult ADHD". BMC Psychiatry 10: 67.
"Attention Deficit-Hyperactivity Disorder Information Page". National Institute of Neurological Disorders and Stroke. National Institute of Health. September 30, 2012. Retrieved September 8, 2012.
「注意欠陥多動性障害 (ADHD) をめぐる動向:新たな研究法の確立に向けて」 麦島剛、『福岡県立大学人間社会学部紀要』第14巻第2号、2006年