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在日米海軍司令部(CNFJ)からの要請と本会からの情報提供
「出征の際の日の丸国旗への寄せ書き」の分析調査(2011年12月21日~)


寄せ書きの写真と調査結果

 在日米海軍司令部(CNFJ)は、当時米兵が戦地で入手した「出征の際の日の丸国旗への寄せ書き」の所有者(遺族・親族)を探すため、2011年12月21日から公式のTwitterやFacebookで公開し、日本の各団体に情報提供を求めてきたが、本会でも分析した結果、岡山県南地域出身の兵士または部隊に宛てられたものである可能性が極めて高くなった。

在日米海軍司令部(CNFJ)公式Twitter
在日米海軍による情報提供の呼びかけと寄せ書きの写真(1)
在日米海軍による情報提供の呼びかけと寄せ書きの写真(2)
在日米海軍による情報提供の呼びかけと寄せ書きの写真(3)
在日米海軍による情報提供の呼びかけと寄せ書きの写真(4)

4枚目の写真
出征の際の日の丸国旗への寄せ書き


調査の詳細(岡山県南地域に多い苗字や帰還兵の証言との整合性について)

 この「出征の際の日の丸国旗への寄せ書き」が岡山県南地域出身の歩兵または部隊に宛てられたものである可能性を示す最大の根拠は、岡山県南地域に多い苗字の多用である。

 歩兵第10連隊の将校には、岡山県南地域に特徴的な苗字はそれほど見られないが、当然ながら論点は「寄せ書きを書いた人たちの苗字と兵士との関係(親族・近隣住民・同胞・婚約者など)」である。

 多くの類似の寄せ書きに見られる兵士の宛名(目立つよう大きく書かれる)が、この寄せ書きには存在しないことから、戦地で玉砕直前に連隊歩兵が自分たちで書き遺したものである可能性もある。ただし現在、証言から確認できる限り、多くが兵士の氏名ではなく、銃後の親族や近隣住民の氏名、およびその時点で兵役にない兵士の氏名であると見られることから、戦地での兵士たちの寄せ書きである可能性は低く、在日米海軍司令部の「出征の際」との見解が正しいと考えられる。

 また、郷土部隊である歩兵第10連隊などの歩兵以外に、全国から兵士が抜擢された近衛歩兵連隊などに入隊した岡山県出身兵に宛てられた寄せ書きである可能性もあるが、現時点では確認できていない。

◆(A)寄せ書きに見られる主な苗字
 赤澤、大室、岡部、岡本、黒住、甲谷、白神、中塚、中藤、西澤、橋本、原田、藤原、正清、道広、守安

◆(A)のうち、岡山県が全国10位以内を占める苗字
 赤澤、大室、岡部、岡本、黒住、甲谷、白神、中塚、中藤、原田、藤原、正清、道広、守安

→ 寄せ書きは、岡山県出身の歩兵または部隊に宛てられたものである可能性が大。

◆(A)のうち、次の三つの条件を全て満たす苗字
(1. 岡山県内に100人以上いる、2. 岡山県が最多、3. 岡山県の占有率が全国の30%以上)
岡山県に多い苗字(苗字(名字)の読み方辞典)
 黒住、白神、中塚(上記サイトでは未記載だが、岡山県が全国の25%~35%を占有)、中藤、正清、道広、守安

→ 寄せ書きは、岡山県出身の歩兵または部隊(特に県南地域の歩兵・部隊)に宛てられたものである可能性が大。

◆(A)のうち、本会会員の祖父や曾祖父たる当該軍人(歩兵第10連隊に限る)の親族または郷土の近隣住民(知人に限る)に見られる苗字
(県南に多い)
 赤澤、岡本、北川、黒住、甲谷、白神、戸井、中塚、中藤、長満、原田、藤原、正清、道広、守安、吉川

→ 岡山県南地域の苗字との一致率が高いため、寄せ書きは、岡山県南地域出身の歩兵または部隊に宛てられたものである可能性が大。

◆(A)に限らず、本会会員の祖父や曾祖父たる当該軍人の八親等以内の現在の苗字に、本会会員の婚姻女性の旧姓を加え、県外の嫁ぎ先の苗字を除いたもののうち、岡山県で特にまたは比較的多い苗字
(県全域に渡る)
 赤澤、池田、板野、岩崎、岩知道、岩藤、宇垣、岡本、小野、祇園、北川、黒住、甲谷、武田、津村、戸井、土井原、道満、土肥原、頓宮、中塚、中藤、長満、原、原田、藤原、正清、道広、虫明、森、守屋、森安、守安、山本、吉川

→ 岡山県全域の苗字を含めると、実際の寄せ書きの苗字の数よりも多岐に渡りすぎることから、やはり寄せ書きは、岡山県南地域出身の歩兵または部隊に宛てられたものである可能性が大。

◆(A)に限らず、本会会員の祖父や曾祖父たる当該軍人(歩兵第10連隊などの郷土部隊を除き、近衛歩兵連隊など全国の歩兵で編成された部隊を含む)の八親等以内の現在の苗字に、本会会員の婚姻女性の旧姓を加え、県外の嫁ぎ先の苗字を除いたもののうち、岡山県で特にまたは比較的多い苗字
(県全域に渡る)
 赤澤、池田、板野、犬養、岩崎、岩知道、岩藤、宇垣、宇喜多、小野、祇園、北川、黒住、小松崎、小松原、津田、津村、土井原、道満、土肥原、長満、花房、虫明、森、森安、守安、安井

→ 岡山県の郷土部隊以外の部隊に所属した岡山県出身兵を含めると、実際の寄せ書きの苗字の数よりも多岐に渡りすぎることから、やはり寄せ書きは、岡山県南地域出身の歩兵または部隊に宛てられたものである可能性が大。また、氏名を書いた者のほとんどが岡山県に特徴的な苗字を持つことから、全国から集まった近衛歩兵などが出兵時に書いたものではない。

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