日本共感覚研究会
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ご質問・ご相談や通報の例

共感覚研究者を名乗る事業者による悪徳商法の事例

【ご相談内容】

 わたしは、「ドレミのドが青」や「ひらがなの“あ”が赤」のような感覚を持っていますが、ネットでそれが「共感覚」というものかもしれないと知り、共感覚カラーセラピーに参加し始めました。

 あるとき、ある女性から「共感覚を研究している研究者です。自分の感覚を知りたい人は調べてあげます」と言われたので、自分の感覚がウソでないことが認められると思ってうれしくなり、やりとりをしてその場(わたしが大学の共感覚の先生の研究室か何かと思っていた教室)に参加し、代表の女性が一人と、わたし以外の参加女性が数名いましたが、少し検査料を支払ったところ、「この文字や音が何色に見えますか?」などの共感覚研究らしいものはほとんどありませんでした。

 時々そのような質問にまじめに「青色」と答えても、そのリーダー的な立場の女性に「まだまだ答えが表面的すぎる」と怒られてしまい、「もっと高度な共感覚セラピーを受けたほうがいい」と言われ、感覚の磨き方や生き方全体の講義を聞かされてしまい、そこまではお金を出してしまいました。

 頭が染まるというか、おかしくなる前に逃げることができましたが、それ以来、ネットの共感覚情報が信用できなくなりました。

【本会からの回答】

 あなたが「受講」したセラピーは、典型的な悪徳商法であると思われます。そもそも現在のところ、共感覚者に対する研究調査は、共感覚者側が「被験者として検証や聞き取り調査を受けた上で、謝礼をもらうもの」であって、「お金を出せば調べてもらえるようなものや身につくもの」ではありませんので、ご注意下さい。

 ただし、あなたの感覚そのものは本当に共感覚である可能性が高いです。

 判断が非常に難しいかと思いますが、「ネットで得た情報であるかどうか」という視点ではなく、「その情報が正しい(合法の・誠実な)ものであるかどうか」という視点のほうが、自分の身を守ることにつながるかと思います。

 事実、正式な研究者や大学院生による共感覚調査への参加者の募集がmixiなどのSNSサイトで行われることもありますし、逆に、「共感覚」の語を全くサイトに明記していないセラピストの講座を受講したときに、突然「あなたには共感覚が足りない」などとして突然「共感覚セラピー」が始まるようなケースもあります。

共感覚セラピストを名乗る事業者による悪徳商法の事例

【ご相談内容】

 わたしは、うっすらとした共感覚はあると思いますが、よりきらびやかな共感覚を持つ人に憧れてしまい、ある日、ネットで見つけた共感覚者の女性と知り合いになりました。(初めての「共感覚友だち」・・・のはずでした。)

 彼女は、世の中の役に立つため、共感覚を使ったカラーセラピーもやっているとのことで、彼女のセラピー室にどのような場所か興味本位で入ってしまったところ、彼女(自称「前世のステージが一段高い共感覚セラピスト」の女性)が男性と一緒に、参加女性たちに順番にセラピーをする部屋でした。

「あなたは共感覚の修行が足りない、感性の光??を浴びないと人生が不幸になる」と言われ、あまりに突然のことで、パニックになっているところ、「ほら、やっぱり不幸みたい。もっと幸せにしてあげる」というようなことを言われ、別の部屋でのその男性との共感覚セッションや共感覚ワークをすすめられました。(女性としての「共感、シンクロニシティ、エンパシーの練習」というようなものだったと思います。)

 そこで、別の部屋に移動する前になんとか目が覚めることができました。ただ、別の部屋に移動した参加女性は、平気な顔で戻ってきましたので、今思えば、わたしを移動させるためのセラピストメンバーだったのだと思います。

【本会からの回答】

 あなたが「受講」したカラーセラピーも、本来の共感覚とは何の関係もないもので、犯罪に当たるものである可能性もあります。そのようなセラピーの経験・未経験によって人生の幸・不幸が決定するようなことは一切ありません。

 それに、「共感覚」は「共感、シンクロニシティ、エンパシー」のことではありません。関連があるとしても、「共感覚者」どうしの「共感」というものがあるだけです。言葉の問題の解決だけでこのような問題が解決するわけではありませんが、今後十分にご注意いただければと思います。

 このような悪徳商法を行う個人や団体の存在は、日本の共感覚研究の未来にとって大きな弊害となりますし、残念ながらこういったセラピーに引っかかってしまう人がいることでその市場が拡大してしまう現実がありますので、ぜひご注意いただければと思います。

「共感覚」や「共感覚者」の定義については、本会もなるべく厳格なものを提言し、学術的な意味に引き戻す努力をしていく所存です。

麻薬・危険ドラッグの使用による共感覚体験に関する質問とレイブパーティーへの誘いの事例

【勧誘内容】

(隠語が多用されており、一般的には判読不能の日本語であるため、本会にて文面を大幅に変更し、一部のみを掲載したが、内容に変更はない。)

(この勧誘は、岩崎会長の個人サイト「岩崎純一のウェブサイト」宛に送られてきたものだが、このサイトを熟読せず、このサイトで扱う共感覚が極めて学術的なものであることに全く気づかずに、極めて軽率な意識または朦朧とした意識で勧誘をおこなったものと考えられる。)

 あなたら(岩崎会長ら)も共感覚を体験しちゃったみたいですが(「麻薬や危険ドラッグによって」と言いたいと思われる)、何ヤってますか? ●●●(危険ドラッグの商品名)以外で教えて下さい。(「すでに自分たちが使用している●●●以外に何の麻薬や危険ドラッグを使用すれば共感覚を体験できますか?」と言いたいと思われる。)

 よければ今度。

【本会の対応】

 質問については無視し、回答せず。

 ただし、隠語を解読し、送信元データの解析をおこない、判明した情報については、質問の事実と共に厚労省・東京都・保健所・警察などに提供した。また、共感覚についての学術上の簡単な解説も提供した。

 このように共感覚と麻薬・危険ドラッグを結びつける者がいる理由の一つと考えられるものについて、以下の各ページに記載してあるので、参照されたい。

日本の共感覚史と会の沿革
研究動向・社会問題の調査