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岩崎純一のウェブサイト > 超音波知覚者コミュニティ東京 > コウモリなどの生態・超音波の研究者との合同調査、岩崎の超音波知覚の検証
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コウモリなどの生態・超音波の研究者との合同調査、岩崎の超音波知覚の検証

■コウモリ、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、アナグマの在野研究者 宮本拓海氏からの情報提供
宮本拓海氏との合同調査(フィールドワーク)、岩崎の超音波知覚の検証
宮本拓海氏からの情報提供

宮本拓海氏との合同調査(フィールドワーク)、岩崎の超音波知覚の検証

 岩崎純一 2015/10/10 記

 下記のコウモリ研究者の宮本拓海氏と実施した合同調査(フィールドワーク)について、計画書および報告書を掲載する。

◆2015年9月22日 超音波フィールドワーク 特別回
「バットディテクター(コウモリ探知機)を用いた池袋・丸の内地区の超音波装置の設置箇所などの探索・特定および岩崎純一代表の超音波知覚の検証のためのフィールドワーク」

同フィールドワーク計画書(PDF)
2015年9月22日 超音波フィールドワーク計画書

同フィールドワーク報告書(PDF)
2015年9月22日 超音波フィールドワーク報告書

宮本拓海氏からの情報提供

 岩崎純一 2015/5/7~ 記

 2015年5月6日以降、東京タヌキ探検隊!東京コウモリ探検隊!隊長で「いきもの通信」発行者の宮本拓海氏より貴重な情報・ご提案を頂いているので、以下にまとめて掲載させていただき、私の考察も追記している。

 宮本氏は、超音波を可聴音に変換する機器「バットディテクター」を用いてコウモリの発する超音波をとらえる研究などをきっかけに、街中の人工の超音波発生装置の現状も研究されている。宮本氏には深く謝意を表したい。

 今回、様々な情報を頂く中で、超音波発生機器の設置の現状およびそれに伴う超音波知覚者の苦痛の現状について、「超音波公害」として扱ってはどうかという、非常に力強いご提案をいただいた。今後は超音波が聞こえる人にとってよりいっそう苦痛な時代が到来するため、「譲歩しなくていい」部分はあるのであり、「警告を発しなければいけない」と考えているとのことであった。

 とりわけ都内超音波スポット報告マップおよび超音波発生装置過密地区の散策と迂回路の探索に関する情報が多いので、これらのページも参照されたい。マップ上におけるネズミ防除装置の具体的な位置情報もご提供いただいたので、マップ上に掲載している。


【宮本拓海氏の実験や見解】
超音波と超音波騒音
いきもの通信 Vol. 578(2014/5/25) [東京コウモリ探検隊!]バットディテクターを使ってみたら川は超音波に満ちあふれていた
いきもの通信 Vol. 587(2014/10/12) [東京コウモリ探検隊!]アブラコウモリの超音波を録音してみた。そして長時間録音してみると…
いきもの通信 Vol. 589(2014/11/23) [東京コウモリ探検隊!]バットディテクターでコウモリ以外の超音波を探してみた
いきもの通信 Vol. 591(2015/7/12) [東京コウモリ探検隊!]超音波騒音に気付いていますか?


◆ネズミ防除装置に関する情報◆

【情報(2015年5月6日~21日)】
 都内超音波スポット報告マップ超音波発生装置過密地区の散策と迂回路の探索で(岩崎が)指摘している装置過密地区の装置は、バットディテクターを用いて現地調査したところ、多くがネズミ防除装置のようである。これは本当に超音波公害だと考えている。

 まだ推測ではあるが、シー・アイ・シー製やイカリ消毒製の装置が多いようである。
超音波防鼠機「ネコのささやき」(株式会社シー・アイ・シー)
超音波防鼠器シリーズ ソニックバリア・ネオ(イカリ消毒)

【情報(2015年5月7日)】
 ネズミ防除装置は、深夜だけ作動するようにシーアイシーなどに要求するのがいいかもしれない。実際、一部の装置では昼間作動していないことが確認できるため、タイマーを組み込むことは可能なはずである。

【情報(2015年5月6日)】
 マップの銀座六丁目高架下で確認される超音波は、ネズミ防除装置からのものであると考えられる。中央区銀座六丁目2-1、Daiwa銀座ビルのひさしの天井部分にネズミ防除装置が埋め込まれている。現在のストリートビューでもなんとか確認できる。

【情報(2015年5月7日)】
(超音波散策時に代表者岩崎が撮影した以下の)銀座六丁目高架下の写真を見ると、問題のビルからけっこう距離があるのに参加者には超音波が聞こえているらしいことがわかる。
超音波散策の写真(超音波発生装置の設置スポット)
20131117_06.jpg

【私の返信メールより転載(2015年5月7日)】

これらの情報につきましてはかなり役立ちます。
ありがとうございます。

何しろ、そうかなと予測だけつけておくのですが、耳や体が痛くてそれ以上近づけないので、困ることが多いです。
散策の時にも「あれかな」と言い合って帰ってくるので、それ以上でもそれ以下でもない散策しかできないのが現状です。
仕事で銀座や日比谷から新東京ビルディングなどに行かねばならなかったりするときには、遠回りしたり地下を通ったりしています。
超音波測定機器も使いたいのですが、自分の感覚と微妙にずれたりして、何だかよく分からないこともあります。

【私の返信メールより転載(2015年5月9日)】

稀に頭の向きを変えて、超音波の指向性を探ることで、発生方向は分かることがありますが、分かったところで近づくことはやはりできないですね。 宮本様の調査は非常に助かります。


◆パーキングメーター(精算機)に関する情報◆

【情報(2015年5月6日)】
 マップの銀座一丁目駅付近で確認される超音波は、現在のストリートビューで見たところ、付近の路上駐車場の精算機からのものであると判断できる。この精算機から車道に向けて常時超音波を発している。ストリートビューで周辺を見て回ると、東西南北、細い道まで広範囲に路上駐車場があるようで、同様の状況が考えられる。

【情報(2015年5月7日)】
 路上駐車場の装置(パーキングメーター)は超音波と赤外線を組み合わせており、以下が仕様書。
警察庁交通局交通規制課「パーキング・メーター 仕様書(案)」

 これによると「7.2 感知機能 (1) 少なくとも2つの方式て゛、駐車枠内に駐車した車両の存在を自動的に感知する機能を有すること。」とあり、超音波と赤外線両方を使っているのはこのためだろう。そうすると超音波に代わる方法を提示すればいいのかもしれない。あるいは、「赤外線だけでもOK」とするように仕様の変更を求めるのがいいだろう。

【情報(2015年5月11日)】
 千代田区・中央区・港区はパーキングメーターの設置密度が異常に高く、超音波が聞こえる人にとっては「逃げ場が無い」ような状態である。
時間制限駐車区間 案内地図(警視庁)


◆超音波レーダー(クリアランスソナー)に関する情報◆

【情報(2015年5月6日)】
 最近は超音波レーダーを搭載した自動車が現れつつある。搭載しているのは高級車が多いようで、だいたいベンツか日産。
 超音波レーダーは近距離の障害物を検知するために使用されている。そのため一定速度以下の時だけ作動するようになっている。つまり走行中は超音波は発生していない。超音波が発生するのは、交差点(信号待ち)、渋滞、駐車場内といった場面となり、突然聞こえてきて、突然聞こえなくなる。
 今後自動車に超音波レーダーが普及すると、交通量の多い場所では「超音波の嵐」のようになることが予想され、これは警告を発しなければいけないと考える。

【情報(2015年5月7日)】
 ただ、超音波レーダーはトヨタやホンダなども搭載しているはずでそれらがなぜ聞こえないのかという疑問が残る。
 考えられるのは
・100kHzオーバーの高周波数帯を使っている
・音量がとても小さい
のどちらかだろうと思うが、これはさすがにメーカーに聞かないとわからないかもしれない。

【情報(2015年5月11日)】
 自動車については、以下のトヨタの技術資料らしきものによると探知距離が50cmとなっている。つまり音量がかなり小さいようだ。バットディテクターで聞こえなかった理由はこれかと思われる。ベンツや日産の探知距離は5m?10m程度と予想され、音量が大きいようだ。
クリアランスソナー System  構造と作動

【上記のクリアランスソナーの日本語解説サイトのドメインがロシアのccTLD(国別コードトップレベルドメイン)を示していることに奇妙さがあり、調べた結果を私の返信メールより転載。(2015年5月14日)】

トップを見るに、どうやらロシアのエカテリンブルクの「電子システム研究所」?のサイトのようですね。

手元のロシア語辞書で概要を翻訳

「ディーラーや法人顧客に有利な条件にてコンピュータや電子機器の情報など(中略)を扱います。エカテリンブルクから情報配信中。(中略)ロシア国家技術委員会、ロシア連邦保安サービスの承認のもとでの、金属探知機、スクリーニング装置、非破壊検査など。(中略)システム自動化の開発・生産を進めます。」

という内容だと思います。そのコンテンツの日本車の技術の日本語解説(日本の読者向け?)の一ページという感じでしょうね。

【上記のクリアランスソナーの日本語解説サイトのドメインがロシアのccTLD(国別コードトップレベルドメイン)を示していることに奇妙さがあり、調べた結果を私の返信メールより転載。5月14日の記録と考え合わせると、どこかから流出した修理店向けの技術資料がエカテリンブルクの電子システム研究所のサイトに転載されたものと思われる。(2015年5月19日)】

同じ研究所の類似ページを以下に挙げてみました。

クリアランスソナー System  注意事項
クリアランスソナー System   Trouble shooting の進め方
クリアランスソナー System  問診表
クリアランスソナー System  前点検
クリアランスソナー System  部品配置図
クリアランスソナー System  ECU端子配列
クリアランスソナー System  症状別一覧
クリアランスウォーニングコンピュータASSY-テレビジョンカメラコントローラ間通信回路
ウルトラソニツク センサ NO.2 取替
クリアランスソナー System  車上点検
クリアランスソナー System  単体点検


◆アブラコウモリに関する情報◆

【情報(2015年5月6日)】
 ちなみにアブラコウモリは都心部にも生息している。皇居の東側の堀や日本橋川(一ツ橋よりも上流側)でもそこそこの数が飛んでいるので、聞こえる人にはかなりうるさいだろう。アブラコウモリがいる場所は「川」または「樹木」がほとんどである。


◆超音波公害全般に関するご提案◆

【情報(2015年5月6日)】
 その他、マップに掲載されていた場所について機会があればバットディテクター持参で調べてみようと思う。だいたいの発生源は解明できると思う。

【ご提案(2015年5月7日】
 超音波公害という観点から考えると「ネズミ防除装置」と「路上駐車場」が特に問題になっているように思える。まずはこれらを改善する方向を探るのがいいかもしれない。
 戦略的には
・どれだけの人が超音波が聞こえるのか調べる(「被害者」数を明らかにする)
・どの超音波発生源が問題かを明らかにする(対策も提示できるとなお良い)
ということになると考える。


 以上、宮本氏からは貴重な情報・ご提案を多く頂いた。改めて深く謝意を表したい。

 ネズミ防除装置については、他のページやブログでも紹介しているように、このような装置の効果を疑うべき検証結果が世界中で報告されており、日本の公正取引委員会・消費者庁も注意勧告や業者の処分をおこなってきている。

 とりわけシー・アイ・シー社製の「ネコのささやき」は、周波数が19kHz、音圧が136dBで、超音波知覚者にとって甚だ苦痛な装置であると言える。上記サイトの説明を読む限り、業者自身にも効果への疑念の自覚があるらしく、さらにそれを表向きには払拭するために音量・音圧を強大化するという悪循環に陥っているようである。

 宮本氏のご提案としては、「ネズミに対して効果がある/ないというのはなかなか結論がでそうにないため、人間に対して騒音であるという攻め方の方がいいと考えている。メーカーホームページだと136dBと書かれているが、可聴音だととてつもない騒音レベルだ。ネズミ防除装置は、波形を見ても明らかなように雑音としか言いようがないものだ」ということだった。

 確かに、有意な動物防除効果が確認されない報告があるという主張だけでは、人間にとっての騒音公害の解決策にはなりそうにない。

 今までは、メーカー側にも「等ラウドネス曲線が人間とネズミとで異なるので、人間には騒音ではないがネズミには騒音である」といった、一見すると物理学的にも正当な、絶妙な言い分があったため、当コミュニティも遠回しに防除効果そのものへの疑念の報告ばかりを取り上げていたきらいがあるが、「一部の人間にとって騒音公害である」という思い切った立場も、かなり説得力がありそうだ。

 そのほかに新たに加わった視点としては、動物駆除装置や自動ドアセンサーなどのような数年間は不動の固定機器から発せられる超音波については、発生場所が特定できるが、自動車の超音波レーダーやコウモリのような走行・運動するものから発せられる超音波については、場所を選ばず、突然聞こえてきて突然聞こえなくなるため、不安や苦痛もまた異なってくるし、都内超音波スポット報告マップにも掲載のしようがないということである。

 ところで、私の超音波知覚には次のような特徴がある。

 同じ超音波とは言え、
(1)基音が可聴音である音波に含まれる倍音成分などとしての超音波成分には、むしろ心地よさを感じ、一方で、基音が超音波である超音波には不快を感じる。
(2)自然界・動物から発せられる超音波と、動物駆除装置などから発せられる人工の超音波とで、苦痛や身体への影響が(物理的な理由と心理的な理由の両方により)異なっている。

(1)については、例えばホワイトノイズ、くしゃみ・せきの音や紙袋・ビニール袋をくしゃくしゃ丸めるときの音、人間のサ行・ザ行音でのささやき声にも超音波成分は含まれているが、私はこれらの超音波(基音が可聴音である音波に含まれる、倍音などとしての超音波成分)には苦痛を感じない。

 この感覚自体は、私だけの特徴ではない。一時期、基音が可聴音である音波の超音波成分(楽器・音楽の音)についてはかえって含まれているほうが心地よい効果を生むとする説(ハイパーソニック・エフェクト)が、音楽業界、特に歌手業界で盛んに取り上げられたことがあった。

 確かに、高音成分が多いボーカルの声はより心地よく聞こえるし、一方で、mp3などの音声圧縮ファイルフォーマットのように、明らかに高周波成分を削ってある場合には、多くの人にとっても聴覚上で比較的簡単に分かり、むしろ「不快でこもった音」などと表現する人も多く見かける。

 最近は、このハイパーソニック・エフェクトや、それと並んで持てはやされた「1/fゆらぎ効果」などは、人気が下火になっている気はするが、未だに科学的根拠がないにもかかわらず、知覚上の実体験として、ガムランや雅楽などの民俗音楽やヒーリング・ミュージックの愛好家の間では、今でも肯定的に議論されているようである。

 また、ホワイトノイズやピンクノイズ(1/fノイズ)を赤ん坊に聞かせると、多くの赤ん坊は泣き止んでしまうが、科学的根拠はない一方で、事実としてはそうであるし、「胎児期に母体内で聞いていた音に似ていて、落ち着くのだろう」と考える人は多い。
(ただし、「1/fゆらぎ効果」については、疑似科学にすぎないとする説が主流になりつつあるようである。)

 いずれにせよ、超音波に対する不快感は、超音波を基音とする超音波の場合のみに生じると見てよいようである。

 問題は(2)の、動物の発する超音波と人工の超音波とで快・不快の感覚が違うという点である。

 私の場合、低周波音が一切含まれない動物の超音波にはそれほど苦痛は感じない。ところが、動物駆除装置からの超音波のように、波長が極めて人工的な超音波については、大きな苦痛(頭痛・吐き気)を覚えている。ただし、まだその理由の詳細は不明である。

 どちらも音源から遠方の場所で(自然の大気中を伝播した状態の)音を測定しているにもかかわらず、快・不快にいちいち差が出る現状が物理的な問題か心理的な問題かという点については、現在のところはっきりしないため、とりあえず「詳細は不明である。」などと書いておく。

 この不思議さについては、宮本氏からも、「コウモリが出す超音波は連続するパルス音で、路上駐車場、自動ドア、自動車などレーダー系の装置でもまったく同じだ。コウモリの場合はパルスの間隔、音量が不規則という特徴はあるが、人工音とそう違っているわけではないので、どういう違いが苦痛に結びつくのだろうか」とのご指摘があった。

 楽器の音色(木管と金管の違いなど)は、基音が生み出す各倍音成分の含有の仕方などで決まるが、超音波を基音とする超音波の場合、波形いかんに関わらず、私にもほぼ「音色」の区別はなく、「正弦波の痛烈なもの」程度にしか聞こえていないし、あまり自然音か人工音かで差はないはずである。

 私の知覚についても、音量・音圧・波形などの物理的性質と、心理的な圧迫とが、総合的に重なって「不快感」を生んでいるかもしれない。


【注意勧告】当コミュニティが疑似科学団体や電磁波攻撃・テクノロジー犯罪被害者団体と友好関係にあるかのように紹介されている事例に対する注意勧告、および統合失調症や妄想性障害の既往歴・現病歴の確認のお願い